画像の個体はBug Snow Tremper Albino♀です。
親はBug Snow Het Tremper Albino♂× RAPTOR♀です。
このBug Snow Tremper Albino♀はRAPTOR(劣性遺伝するとされるトレンパーエクリプスの遺伝子を持つ)との互換性を検証する為に交配した過程で産まれた個体です。
トレンパーエクリプスは劣勢遺伝するとされていますが、その発現する要因は環境なのか遺伝的な要因なのか不明で表現も安定していません。エクリプスを片親に使った交配でも子供にスネークアイなども出現します。
この個体の左目はスネークアイ、右目は虹彩の一部が欠ける様な表現なので、もしかしたらトレンパーエクリプスの遺伝的な要因を受けている個体かもしれません。
しかし、産まれた直後は左目は綺麗なスネークアイだったのですが成長に伴い眼球の一部(左上付近)に虹彩が現れてきました。
成長に伴い虹彩の一部が変化をするのはBug特有の表現なので取りあえずこの個体はBug Snow Tremper Albinoとしています。
まぁ、正確にはBug Snow Tremper Albino het RAPTORですね。
トレンパーエクリプスの発現が不安定なので互換性はまだ何とも言えませんが、今後もこの系統と交配をして行く必要性は感じました。




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画像の個体はBug Snow Enigma♂です。
エニグマ特有の神経障害はありますが、エサ食い状態共に問題なく繁殖にも使用可能です。
個人的にエニグマはあまり繁殖に使いたくないのですが検証と品種作成の為に交配させました。
この個体の親はBug Snow♂×Enigma♀です。



我が家で増やしている目に変異が出る不思議な系統の個体についてお問い合わせがありましたのでブログにて画像付きで返答致します。
この品種の名前はコンピュータ・プログラムの欠陥と虹彩の欠損をかけて
「バグ(Bug)」と呼んでいます。
優性遺伝と思われるのですがBug同士の交配で虹彩の欠如面積が多く、模様が極端に少ない個体も出ているのでもしかしたら共優性遺伝の可能性もあります。
今年もこの系統から卵がとれています。
まだ数が少ないので現在は販売は致しておりません。
・Bug Snow(バグスノー)
スノー体色に両目バグズアイの個体。



この品種以外にヒョウモントカゲモドキに興味のある方はお気軽にお問い合わせ下さい。
商品の購入・お問い合わせなどはこちらからお願いします↓↓
爬虫類ショップ 招福万来 京都店
連絡先 TEL 090-1481-5424
今年、最初のブログの記事はレオパです。
我が家で細々と殖やしている不思議な個体達の目のアップを載せてみました。
2009年自家繁殖CBスノー♂です。
両目ともノーマルアイです。

2009年自家繁殖CBスノー♂です。
上の画像の個体とは兄弟です。
ハッチしてから半年くらいまで両目とも綺麗な黒目だったのですが、徐々に普通の虹彩?が現れてきました。
目の変化は生後1年経った頃から見られなくなりました。


2009年自家繁殖CBハイイエロー(オールブラックアイ)♀です。
上の画像の個体達とは父親が同じです。
両目とも綺麗な黒目です。明るい所ではあまり目を開けません。
右目の前方部分に少しだけ普通の虹彩が侵食してきました。
この個体も目の変化は生後1年経った頃から見られなくなました。


この個体達の親が目に変異のある不思議な個体でした。
この不思議な目の変異は確実に子供に遺伝しています。
今の段階では遺伝形式は優性遺伝だと思います。
黒目の濃さや黒目の部分の侵食具合など繁殖に使う親によって個体差がかなりあるので、もしかしたら…。